365日、絶好調で超ハッピーになれる言葉【不安に効く鎮痛剤】

著者・出版社情報
概要
活用法
所感
まとめ

著者・出版社情報

著者: Testosterone
出版社: 扶桑社

概要

『365日、絶好調で超ハッピーになれる言葉』は、筋トレやポジティブマインド論で多くの読者を元気づけてきたTestosterone氏が、人生のあらゆる局面で不安や迷いを吹き飛ばすための強烈な言葉を365個まとめた一冊。忙しい日々の中、ちょっとしたアドバイスや励ましが欲しいとき、パッと開いて目についたフレーズを吸収するだけで、「よし、やるか！」と前向きなエネルギーを注入してくれる“言葉の鎮痛剤”とも言える存在です。

現代人は日常的に様々なストレスや挫折の種にさらされ、「何もしたくない」「自信が持てない」といった行動不能状態に陥りやすい。本書では、著者特有のパワフルでシンプルな語り口が、多くの読者のマインドを瞬時に切り替え、「やってみよう」「失敗してもいいから動いてみよう」という気持ちを生み出します。たった1行、あるいは1ページ分のメッセージが、沈んだ気分を一気に晴れやかにしてくれる——そんな効果を期待できるのが本書の魅力です。

活用法

本書は、見た目以上に“実用書”としての機能が強く、毎日の精神的なサポートや行動のきっかけ作りに使いやすいよう構成されています。以下では特に、どのように本書の言葉を取り入れて、日々の生活や仕事・人間関係に役立てるか、その具体的な方法を掘り下げてみましょう。

1日1ページを習慣化してポジティブルーティンを作る

朝のモチベーションアップに
朝起きたらまず本書を開き、その日のページを読むだけで“今日の一言”がインプットされ、寝ぼけていた頭が一気に前向きに目覚めやすくなります。著者が繰り返す「とりあえず動け！」「考える前に行動しろ！」といったメッセージは、出勤前や学校へ行く前のモチベーション注入に最適です。

夜のリセットに
逆に夜寝る前、気分が落ち込んだり不安を抱えたりするときにページをめくるのも効果的。嫌なことがあった日でも、本書の力強い言葉を見ることで「大丈夫だ、明日やればいい」と肯定しながら眠りにつけます。朝とは違い、ネガティブを浄化するリセット効果が期待できるわけです.

気分が沈んだときの“応急処置”として使う

行動不能に陥ったときの強烈なテコ入れ
突然の落ち込みや不安発作的なものに襲われたとき、一切何も手につかない事態に陥ることがあります。そんなときは、本書を“どこでもドア”のようにパッと開いて、目に飛び込んだ言葉をそのまま自己暗示に使うと良いでしょう。
著者のTestosterone氏が唱える「失敗OK」「自分を信じろ」「動けば変わる」といったメッセージは、過度なネガティブ思考を強制的にシャットダウンする鎮痛剤のように作用してくれます。

“読むだけ”じゃなく筋トレや運動と組み合わせる
著者は筋トレの普及にも注力している人物だけに、本書の言葉を読んで「少しやる気が出たら腕立て伏せ10回やってみる」「外に出てウォーキング5分」といった形で運動に繋げると、身体面からもセロトニンやドーパミンが出てより回復が早まります。言葉だけで高揚感を得るのではなく、体を動かすことでメンタルとフィジカルを一気に底上げするわけです。

SNSやノートに書き留めて定着させる

アウトプットすることで自己暗示が強化される
本書のメッセージを単に目で追うだけでなく、心を動かされたフレーズをノートやSNSに書き写すと、さらに脳に刻まれやすくなります。この作業を通じて「これを踏まえて自分は何をするのか？」と行動のスイッチを入れるトリガーにするのがポイント。
また、SNSで友人やフォロワーと共有すれば、共感やリアクションが返ってくることも期待でき、ポジティブ・メッセージがより深く自分の信念として根付くでしょう。

仲間や家族に“元気”をプレゼントする

周囲が落ち込んでいるときこそ引用してみる
職場や家庭、友人の間で誰かがネガティブに陥っていたり、自信を失っていると感じたら、本書の中からピッタリの言葉を教えてあげるというのも使い方の一つ。「大丈夫！これ見てみ？」と一言かけるだけで、その人の気持ちが軽くなるかもしれません。
自分が前向きになるだけでなく、周囲にもポジティブを波及させることでチーム全体の雰囲気が変わる可能性があります。

誕生日や記念日のプレゼントとして
気軽な読み物として、プレゼントにも適しています。特に新社会人や転職を考えている人が悩んでいるとき、こういう“読むだけで元気が出る本”は嬉しい一冊となるでしょう。何かアドバイスをあれこれ言うより、この本を渡して「迷ったら、そこに書かれた言葉をパッと読めばいいよ」と背中を押すと、相手にとっては長く使える精神安定剤のような存在になります。

“雑念”や“ネガティブ思考”を排除する意識づけに使う

意識的にポジティブを補給する習慣
私たちは無意識のうちにニュースやSNSでネガティブ情報を大量に浴びがち。そうした雑念や不安要素が溜まる前に、本書のメッセージを見て「自分もいける、なぜなら●●だ！」などと自らを鼓舞する時間を意識的に設けると、心の中でネガティブとポジティブがバランスを取りやすくなります。
これも一種のメンタルトレーニングであり、短い時間で実践できるので継続しやすいのも利点でしょう。

1フレーズを暗唱して自己暗示に使う
特に刺さったフレーズを選んで覚えておき、嫌なことがあったときに心の中で何度も繰り返すのも良い方法です。筋トレでは「うおおお、筋肉だ！」という勢いの言葉が定番かもしれませんが、それと同様に「失敗OK！挑戦しないほうが損！」などのワンフレーズを唱えれば、雑念を排除して今できることに集中できるようになります。

所感

言葉の力に改めて気づかされる
本書を通じて改めて感じるのは、人間は言葉によってメンタルを大きく左右される生き物だということ。特にTestosterone氏の言葉はシンプルかつパワフルで、読んだ瞬間に「もういいや、やってみよう！」という気持ちを直接的にかき立ててくれます。深い理論や哲学ではなく、勢いや覚悟を生み出す“言霊”の効果は、忙しい現代人にとって極めて重要だと感じます。

短期的な“気分転換”に終わらせないための工夫
こうした一日一言の本は、読む瞬間は「おお、がんばろう」と思えても、その後すぐに忘れて元の生活に戻りがちという弱点があります。だからこそ本書を有効活用するために、「読みっぱなし」ではなく何らかの行動に結びつける習慣が肝心。例えば筋トレする、5分散歩する、今日のTodoリストを書き直すなど、すぐできる小さなアクションがベストだと感じます。